第10章 助動詞のいろいろな働き

英文とその構成要素

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第10章 助動詞

助動詞としてのdo, be, haveはそれぞれ文の中で動詞の働きを助けて、疑問・否定や時制・態などを表す機能を持っています。これらはすでに見て来ました。
他に、助動詞には、動詞に「可能」や「必要」などの意味を付け加える働きをするものがあります。この章では、これらの意味を付け加える助動詞の意味、用法などについて見てみましょう。

ビートルズなどの洋楽歌詞に特に興味がない方は、下記の引用部分を飛び越えて文法のセクションへ飛ぶこともできます。↓

ビートルズの歌詞に出て来るいろいろな助動詞

You Can’t Do That Please listen to me if you wanna stay mine(僕の彼女のままでいたければどうか言うことを聞いてくれ)
We Can Work It Out We can work it out(僕たちはきっとうまくいくよ)
Ticket To Ride She ought to think twice(彼女はもう一度考えるべきだ)
I Should Have Known Better I should have known better with a girl like you(君のような娘についてもっとよく知っておくべきだった)
Wait I feel as though you ought to know that〜(君は〜を知っておくべきだというように僕は感じる)
Here, There, and Everywhere I need never care(何も心配はいらない)
Act Naturally all I‘ve got to do is (to) act naturally(僕がしなければならないのは自然に演技することだけ)
Any Time At All Any time at all, all you gotta do is (to) call(君がしなければならないのはいつでもいいから電話すること)
All I’ve Got To Do All I gotta do is (to) whisper in your ear the words you long to hear(僕がしなければならないのは君の耳に君が待ち望んでいる言葉をささやくこと)
Got To Get You Into My Life Got to get you into my life(君を僕の人生にゲットしなければならない)
Getting Better I used to get mad at my school(よく授業中に怒っていた)
Thank You Girl All I gotta do is thank you girl(僕がしなければならないのは君に感謝すること)
Yesterday She wouldn’t say(彼女は言おうとしなかった)
I Should Have Known Better You’re gonna say you love me too(君も僕を愛していると言うだろう)

ビートルズの歌詞に出て来るshould + have + 過去分詞

I Should Have Known Better I should have known better with a girl like you that 〜(君みたいな女の子について〜だということをもっとよく知っておくべきだった)
For No One A love that should have lasted years(何年も続くはずだった愛)

ビートルズの歌詞に出て来る反語

When I’m Sixty-Four Who could ask for more(誰がこれ以上望めようか→これ以上望めないほどだ)

ビートルズの歌詞に出て来るmight as well

I’ll Get You So you might as well resign yourself to me(だからあきらめて君は僕のものになった方がよい)


10-1. 助動詞の種類と性質

10-1-1. 助動詞の種類

主な助動詞には次のようなものがある。

can, could; may, might; shall, should; will, would; ought (to); need; dare; used (to)など。

10-1-2. 助動詞の性質

助動詞には次のような共通の性質があります。

10-1-2-1. 後ろに動詞の原形がくる

I can catch a fly with one hand.(片手でハエが捕まえられる)
You should give up smoking.(たばこをやめるべきです)

10-1-2-2. 三単現のsは付かない

This car can hold five persons.(この車には5人乗れる)

10-1-2-3. 否定形は直後にnot, neverを置く

I shall not forget you.(あなたのことは忘れられません)
Our baby still cannot talk.(うちの赤ちゃんはまだしゃべれません)
He will never come back again.(彼は決して二度と戻るまい)

※ ① 大多数の助動詞の否定形には短縮形があります。

② will, wouldは肯定形でも主語との間に短縮形ができます。

You will get this.→You’ll get this.

It would be safe.→It’d be safe.

10-1-2-4. 疑問文では助動詞が主語の前に来る

Must I tell him?(彼に言わなければなりませんか)
Will he be able to swim in a month?(彼は1ヶ月で泳げるようになるのだろうか)
Who will win the prize?(誰が賞をとるだろうか)

10-2. 助動詞の意味と用法

10-2-1. can, could

10-2-1-1. 能力「〜できる」

He can speak English a little, but he cannot write it.(あの人は少し英語が話せるが、書くことはできない)
I could not solve the problem.(その問題を解くことはできなかった)

10-2-1-2. 能力の意味のbe able to

「能力」の意味の時にはbe able toを使うことができます。特に、過去と未来を示す時にはだいたいwas [were] able to, will be able toを使います。

I was able to solve the problem.(私はその問題を解くことができた)

10-2-1-3. 許可「〜してよい」

Can I borrow the book?(その本をお借りしていいですか)
Can you direct me to the post office?(郵便局へ行く道を教えてくれませんか)
※ Can you〜?になると「依頼」になる。
You can go out now.(もう出て行ってもいいよ)
※ この文は軽い命令「〜しなさい」を表わすのにも使われる。

10-2-1-4. 可能性「〜のことがあり得る, 〜が可能だ」

It could be wrong.(それが間違っていることもあり得よう)
Anybody can make mistakes.(誰でも間違いを犯すことがあり得る)

※ couldを使うと控え目な言い方になります。

10-2-1-5. 話し手の強い疑念

疑問文で「〜のことがある得ようか」, 否定文で「〜のはずがない」

Can the rumor be true?(その噂が本当であり得ようか(いや本当のはずがかい))<反語>
He cannot be ill, for I’ve just seen him running.(あいつが病気のはずがない。だって走っているのを見たばかりだ)

10-2-1-6. そのほかの「疑念」の用法

couldを用いると「現時点」における疑念をcanよりも強く表わす。

Could it be true?(はたしてそれは本当だろうか)
※ 過去形couldを用いるが、過去ではなく現時点における疑念を表わす。
過去の疑念は「cannot have+過去分詞」,「Can〜have+過去分詞」を使う。

He cannot have been in bed yet.(彼はまだ寝たはずはない)

Can he have drawn this picture?(彼がこの絵を描いたって本当かしら)
10-2-1-1. 「能力」, 10-2-1-3. 「許可」の意味の時、主語は必ず「人」となる。
10-2-1-4. 「可能性」, 10-2-1-5. 「強い疑念」を表わすcanの主語は「物」でもよい。また、受け身の不定詞もとれる。

The road can be blocked.(道路は閉鎖されるかもしれない)
10-2-1-3. 「許可」, 10-2-1-4. 「可能性」, 10-2-1-5. 「強い疑念」の時はbe able toで置き換えるおとはできない。
「時制の一致」の場合は、canの過去はcouldになる。

He said (that) he could go.<可能性>(彼は行くことはできると言った)
He wondered if the rumor could be true.<強い疑念>(彼はその噂が果たして本当であろうかと思った)

10-2-2. may, might

10-2-2-1. 許可「〜してもいい(ですか)」

May I use your cellphone? — Certainly [Sure].(あなたの携帯電話をお借りしてもいいでしょうか。 — どうぞどうぞ)

現代口語では許可を与える場合は You may 〜よりYou can〜の方が多く使われます。

※ mightを使うと、よりおそるおそるとした感じが含まれます。
Might I use your laptop.(あなたのノートPCを使わせてもらっていいですか)

10-2-2-2. 推量・可能性「〜かもしれない、あるいは〜だろう」

It may rain (at) any moment.(今にも雨が降るかもしれない)
He may not come.(彼は来ないことがあり得るだろう)

これが、現代におけるmayの主要な用法と考えてよいです。

10-2-2-3. その他の「推量」の用法

mightはmayより可能性の薄い推量「もしかしたら〜かもしれない」を表わす。
he might come tomorrow.(もしかしたら彼は明日来るかもしれない)
過去の推量は「may have+過去分詞」で表わす。

He may not have come.(彼は来なかったかもしれない)

10-2-2-4. 祈願文「どうか〜でありますように」

May he rest in peace!(= I hope he will rest in peace.)(彼の冥福を祈る)

10-2-2-5. 慣用的表現

may well〜, may as well〜, may as well〜as

She may well get angry with him.(彼女が彼に腹を立てるのももっともなことだ)
You may [might] (just) as well go at once.(すぐに行った方がいいよ)
You may as well stay at home as go.(家にいる方が出掛けるよりもむしろ良い)

その他、so (that) 〜, for fear (that) 〜, in order that 〜などの構文や、譲歩を示すno matter how [what, who, etc.] などの中に使われることがあります。
※ 「時制の一致」による過去形はmight.

He said that he might be late tonight.(彼は今晩遅くなるかもしれないと言った)

ビートルズの歌詞に出て来るmight as well

I’ll Get You So you might as well resign yourself to me

10-2-3. must

10-2-3-1. 強制・義務「〜しなければならない」

You must change your socks if they are dirty.(靴下が汚れたら取り替えなければなりません)
We must be back by seven.(7時までには戻らなくては)

いずれも、話し手が他の人に、または自分自身に課した「強制・義務」を表わしています。

10-2-3-2. 必然「間違いなく〜がある(になる)はずだ」

You must change your socks if they are dirty.(靴下が汚れたら取り替えなければなりません)
There must be some mistake.(何か間違いがあるはずだ)

10-2-3-3. 推定「〜であるに違いない」

He must be out of his mind.(彼は気が狂っているに違いない)
You must be tired.(お疲れになったに違いありません)

10-2-3-4. その他の用法

10-2-3-1., 10-2-3-2.では、have to [have got to] も用いられます。特に、過去及び未来の時、あるいは別の助動詞が加わる時には、have [has] toを用います。
(a) He had to change his socks because they got wet.(濡れてしまったので、靴下を取り替えなければならなかった)

You’ll have to go there.(君はそこへ行かなければならなくなるだろう)

(b) There has to be some mistake.(何か間違いがあるはずだ)
なお、have toの否定形はdo [does] not have to 〜 「〜する必要がない」です。have got toはhave toの口語用法。口語でhave [has] got toのかわりにgottaが使われることが多いです。ビートルズの歌詞にもたくさん出て来ます
10-2-3-3.の「推定」の過去形は「must have+過去分詞」で表わします。
He must have come last night.(彼は昨夜来たはずだ)

①「時制の一致」による過去はmustのままでよいです。
He told her (that) she mustn’t tell anyone.(誰にも話してはいけないよと彼が彼女に言った)
② 推定「〜に違いない」の時、mustの次にはふつう意志に無関係なbe ill, be true, get well, belongなどの表現がきます。

10-2-3-5. mustとhave toの違い

義務・強勢のmustは「主語の意志」を含みますが、have toは人間の意志によらないで「規定・予定・習慣などに縛られた行動」であることが多いです。

You have to water these plants every day.(毎日植木に水をやらなければならない)
You must go to bed early this evening because you have to leave early tomorrow.(明日早立ちしなければならないので、今晩は早く寝なさい)
※ ちなみにeveningは日没から就寝時までで、nightは日没から日の出までを指します。

①で「水を遣る」のは植物育成上のきまりのようなもので、それをやらなければ枯れてしまいます。

②の「明朝の早立ち」は「予定の行動」です。一方、「早寝しなければ」のmustは、それを言っている人の強制です。「もうおいとましなくては…」は I must be going now.になります。

10-2-4. will

10-2-4-1. 主語の意思を表す

He’ll help you if you ask him.(頼めば彼は助けてくれる)

10-2-4-2. 主語の主張・固執「どうしても〜する」

He will do it, no matter what you say.(たとえあなたが何を言っても、彼はそれをやるよ)
The door will not open.(どうしても戸が開かない)

※ このような拒絶の気持ちを表す時は無生物も主語になる。

10-2-4-3. 習性・傾向「よく〜する」

Accident will happen.(事故は起こるものだ)
The horse will shy when surprised.(馬は驚くと尻込みするものだ)

※ この用法では、willは強く発音され、短縮形にはなりません。

10-2-4-4. 推測「たぶん〜だろう」

That’ll be the Hotel Otani.(あれがホテルオータニだろう)

10-2-4-5. if節の中にwillを使うと主語の意志や好意を示す。

If you will kindly wait a minute, I’ll be ready.(ちょっとお待ちくだされば支度します)

10-2-4-6. 許容性を表わすwill

The hall will seat 1000 people.(そのホールの座席数は1000だ)

10-2-5. would

10-2-5-1. 「時制の一致」でwillが過去になる場合

He said he would do it.(← “I will do it.”を間接話法に)(彼は自分がそれをやると言った)
I thought he would help you.(← “He will help you.”を間接話法に)(彼があなたを助けてくれると思ったがなあ)

10-2-5-2. 丁寧な依頼(疑問文で)

Would you please open the door?(戸を開けていただけますか)

10-2-5-3. 推測(willより控え目な表現)

That would be her mom.(あの人が彼女のお母さんではないか)
It would seem likely.(それはありそうに思えますね)

10-2-5-4. 過去の習慣・反復動作「よく〜した」

We would sing for hours together.(私達は何時間も一緒に歌ったものだ)
From time to time a car would go past us.(時折、車が私達のそばを走り過ぎて行った)

この用法はoften, sometimesなど反復を表わす「時」の副詞を伴うことが多いです。

10-2-5-5. 慣用表現

I’d like to go. (= I want to go.はぶっきらぼうな表現)(行きたいです)
We’d like you to go.(あなたに行って頂きたいのです)
I’d rather [sooner] stay at home than go out in the rain.(雨の中を出掛けるより家にいる方がよい)

例文に示したように、短縮形が多く使われます。また、would rather〜thanの文では、than以下を言い表さないことがあります。

ビートルズの歌詞の中にwould like toが含まれるもの。

Octopus’s Garden I’d like to be under the sea (= I would like to be under the sea)

ビートルズの歌詞の中にwould like you toが含まれるもの。

Birthday I would like you to dance (= I’d like you to dance)

ビートルズの歌詞の中にwould rather (= ‘d rather)が含まれるものもあります。

Run For Your Life And I’d rather see you dead

10-2-5-6. 過去の強い意志と願望のwould

過去の強い意志・固執を表わす場合がある。

He would try to ride a bicycle.(彼は何とか自転車に乗ろうとしたものだ)
願望を表わす。
Do to others as you would [wish to (やや古い表現)] have others do to you.(自分がしてもらいたいように他人にしてやりなさい)※ 使役動詞のhaveは→原形不定詞19-5-1.参照

10-2-6. should

10-2-6-1. 義務・勧告「〜すべき」

You should respect the aged people.(お年寄りは尊敬すべきである)
You should visit Kagoshima.(ぜひ鹿児島へ行きなさい)

10-2-6-2. 当然適切「〜のはず, きっと〜だろう」

You should receive the letter by next Thursday.(来週木曜までに手紙をお受け取りになるはずです)
The train should have arrived at Hakata by now.(列車なもうこの時刻までには博多に着いているはずだ)

10-2-6-3. It is natural [necessary, strange, odd, a pity, etc.] that 〜 should…

It is natural that she should take offense.(彼女が腹を立てるのも当然の話だ)
It is odd that he should go away without a word.(一言も言わずに彼がいなくなるなんて変です)

10-2-6-4. 感情・判断の根拠を示すshould

これは感情判断の根拠を示すthat節内の用法で、次のような例もあります。

I’m sorry [surprised] that you should say so.(あなたがそうおっしゃるなんて残念です[驚きました])

過去のことについて、「〜したとは」と判断を表わすには、「should have+過去分詞」の形を用いる。

It is natural that she should have taken offense.(彼女が怒ったのも当然だ)

10-2-6-5. demand [insist, suggest, etc] that 〜 [should] …(要請・主張・提案を表す動詞の後ろで)

He demanded that I (should) help him.(彼は私に助けてくれと要請した)
What would you suggest that we (should) do?(あなたなら我々にどうせよと言いますか)

10-2-6-3., 10-2-6-4.の場合、米語ではshouldを使わず、原形動詞を使うことが多いです(→仮定法現在18-2-6.参照)。

10-2-6-6. 疑問詞を含む疑問文で反語的に用いられる例

How should I know?(何で私が知るものか)

10-2-6-7. その他の用法

① 「should + have + 過去分詞」の形で、「実現されなかった過去の義務・当然」などを表わします。

You should have visited her house early in the morning.(朝早く彼女の家を訪問すればよかったのに(しなかった))

※ 10-2-6-2.の2つ目の例文のような場合(「もうすでに〜しているはず」)と混同しないように注意。

② 固い書き言葉としてlest [for fear, in case] 〜 should…(…しないように)という用法がありますが、現代語ではlestの場合にはこのshouldはたいてい省略されます(11-4-3., 11-5-2-3.参照)。

Work hard lest you (should) fail.(失敗しないように一生懸命勉強しなさい)

10-2-7. ought to (≒ should)

oughtは後ろにto不定詞をとるので便宜上ought toとして覚えておくようにしましょう。用法はshouldの10-2-6-1.と10-2-6-2.と同じですが、shouldより意味はやや弱いです。

You ought to eat more slowly.(もっとゆっくり食べたほうがよい)<勧告>
He was born in Canada, so he ought to be able to speak English well.(彼はカナダ生まれだ。だから英語が当然上手にしゃべれるはずだ)<当然>

※ ① 否定形はought not to〜
You oughtn’t to waste time.(時間を無駄に使っては駄目だ)

② 疑問文・否定文ではshouldの方が好んで用いられます。

③ shouldと同じく、「実現されなかった過去の義務」などは「ought to have + 過去分詞」で表わします。

We ought not to have shot the bird.(その鳥を撃たなければよかったのに(撃ってしまった))

10-2-8. need と dare

助動詞need, dareは疑問及び否定の形でのみ使われます。主としてイギリス英語で用いられます(→ビートルズのHere, There and Everywhereの中に否定形でneedがでてきます)

10-2-8-1. need「〜する必要がある」(= have to)

Why need you apologize?(なぜ謝る必要があるのですか)
He need not go there.(= He doesn’t have to go there.)(彼がそこへ行くには及ばない)

ビートルズの歌詞に出て来る助動詞 need

Here, There, and Everywhere I need never care

10-2-8-2. dare「思い切って〜する」

He dare not speak to her.(彼は思い切って彼女に話しかけることができない)
They dared not come.(彼らはとても来る勇気がなかった)
How dare you come so late?.(よくこんなに遅刻できるもんだ)

10-2-8-3. needもdareも肯定文では動詞扱い

He needs to be more careful.= He has to be more careful. (彼はもっと注意深くなる必要がある)
She dared to mock us.(彼女は生意気にも私達をあざ笑ってみせた)

なお、米語では疑問・否定の時も、Do we need to go there?やHe doesn’t dare to jump from there.のように動詞扱いになる傾向が強い。

10-2-9. used to

10-2-9-1. 過去の継続的習慣「よく〜したものだった」

He used to fish for hours on holidays.(彼は休日にはよく何時間も釣りをしたものだった)

10-2-9-2. 過去の事実・状態「かつては〜だった」

There used to e owls in this wood.(昔はこの森に梟(フクロウ)がいたものだ)
He didn’t use(d) to drink.(彼は昔は酒を飲まなかった)

10-2-9-3. used toの疑問形

used toは、イギリスとアメリカで違うが、近年アメリカ式が優勢。

Did there use(d) to be a house here?(かつてここに家があったのですか)(米)
Used there to be a house here?(かつてここに家があったのですか)(英)

10-2-9-4. used to と would (often) の違い

used toは「過去の習慣または状態」を表わしますが、would (often) は「過去の反復的動作」だけを表わします。したがって、used toは「状態」を示す動詞be, live, knowなどとも使えますが、would (often)は「動作」を示す動詞だけに使われます。

She used to smoke.(彼女は以前タバコを吸っていたものだ)

The Tower of London used to be a prison.(ロンドン塔は元は監獄だった)

He would (often) come late.(彼はよく遅刻したものだ)
used toには常に「現在との対比」が含まれているが、would (often)にはそれがない。

He used to visit us.(彼は昔はよく訪問してくれたものだが(今はもうそうではない))

He would often say so.(彼はよくそう言っていた(今でも言うかもしれない))

10-2-9-5. used to の前後を見極めよう

次のような場合はどちらもこれまで見て来た用法とは別の表現です。

1 They are used to painting big pictures.(彼らは対策を描くことに慣れている)
2 This knife is used to cut the meat.(このナイフは肉を切るのに用いられる)

1.はbe [become, get] used [accustomed] to 〜ing の形で、「〜するのに慣れている[慣れる]」です。to不定詞ではなく動名詞であることに注意します。2.は他動詞use(使用する)の受動態で、「〜するために使われる」です。

次は接続詞について見てみましょう。

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  • 英国オリジナルアルバムの発表順に基づく索引
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