第28章 挿入構文
挿入構文は文の途中に語句や節が挿入されている文章のことです。随時説明や注釈を加えるためのものです。挿入部分の前後をコンマ(,)で区切ることが多いです。括弧やダッシュ(−)で区切られることもあります。
Happiness Is A Warm Gun | Happiness is a warm, yes it is, gun(幸福は温かい、そうさ、銃にある) |
Strawberry Fields Forever | Always, no sometimes, think it’s me(いつも、いや時々、それは自分だと思う) |
Maxwell’s Silver Hammer | Maxwell Edison, majoring in medicine, calls her on the phone(医学を専攻しているマックスウェル・エディソンが彼女に電話をかけた) |
Dr. Robert | Ring my friend, I said you’d call, Dr. Robert(僕の友達に電話をかけろ。君はドクターロバートに電話した方がいい) |
All You Need Is Love | There’s nothing you can do that can’t be done(やろうと思ってできないことは何もない) |
I Want To Hold Your Hand | It’s such a feelin that, my love, I can’t hide, I can’t hide, I can’t hide(すばらしい気分さ, 恋人よ, 隠しきれないよ)= It’s such a feelin that I can’t hide, my love(隠しきれないすばらしい気分さ、恋人よ) メロディーにうまくはめこむために、my loveが途中に挿入されています。関係代名詞のthatも参照→ |
ビートルズの歌詞の中には今のところあまり挿入構文は見当たりません。
挿入と思われがちだけど実際は挿入ではない例
Who do you think he is?(彼は誰だと思いますか)
この文はDo you thinkとWho is he?が合体してできたものです。Whoが文頭に移動した形の間接疑問文です。この場合、Who is he?にDo you thinkが挿入された形の間接疑問文と考えがちですが、そうではありません。Who is he?にDo you thinkが挿入されたらWho do you think is he?となるはずです。間接疑問文では倒置の規則が適用されて主語+動詞(S+V)の語順になります。だからWho do you think he is?となるわけです。つまり、挿入されたという説明は誤りです。
次は英語独特の会話表現について見てみましょう。
2021.04.21
第29章 英語独特の会話表現
第29章 英語独特の会話表現:いろいろな状況別の会話表現 日本語と英語は言葉は違っていてもその言葉の背景となっている発想は共通している...
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