There must be more to life than thisの意味を文法的に辿って解釈

ボ・ラプ

こんにちは、熊の実です。

Freddie Mercuryのソロアルバム「MR. BAD GUY」の中に「There must be more to life than this」というのがあります。また、QUEENのラブソングを集めたアルバム「QUEEN FOREVER〜ベスト・オブ・ラヴソングス」の中に同曲のFreddie MercuryとMichael Jacksonのコラボ作品があります。最初、私はそのタイトルの意味があまりよくわかりませんでした。疑問を持ったままそのまま放置していましたが、最近、ヒントになるものに偶然WEB上で出会いました。

私はPinterestをやっているのですが、あるりんごの写真の下に

There’s Much More To Apples Than Meets The Eye

というcaptionが付いているのを見つけました。

リンクを踏んでみると同タイトルのブログ記事が出てきました。「リンゴには見た目以上のものがあります」「リンゴには見た目をはるかに超えたものがあります」みたいな意味で書かれた記事です。

この「There’s Much More To Apples Than Meets The Eye」の構文に似たようなものをどこかでみたことがあるなと思っていたら、QUEENのFreddie Mercuryの作った曲のタイトルに似ていることを思い出しました。そのタイトルが「There Must Be More To Life Than This」です。Michael Jacksonとのコラボで、邦題は「生命の証」となっています。最初のバージョンはFreddie Mercuryのソロアルバム「MR. BAD GUY」に入っています。

このタイトルの意味を正しく理解するために、似たような文章を調べてみました、すると次のようなものがありました。Weblioで「more than meets the eye」を検索した時に出てきた例文です。

There’s more in [to] it than meets the eye.(それには)表面上はわからない事情[難点]がある)
There is more in life than meets the eye.(人生には目に見える以上のものがある)
There’s more in [to] it than meets the eye.(それには目に見える以上のものがある 《秘めたる事実・理由・困難などがある》)
She’s your wife? There’s more to you than meets the eye.(彼女は妻?あなたも隅に置けないわねえ)
There’s more in [to] it than meets the eye.((それには)表面上はわからない事情[難点]がある)
There is more to the project than meets the eye.(この計画には見た目以上のものがある)
More is meant than meets the eye.(言外にもっと深い意味がある)

前置詞toのかわりにinも使えるようです。そうすると”There must be more in life than this”でも良さそうですが、nativeの人から見たらtoとinの違いでニュアンスが若干違っていることもあり得るかもしれません(誰かnativeの人でこのブログを見た人、教えてくださいませんか)。

これらの例文を元に「There Must Be More To Life Than This」の意味を考えてみると「人生にはこれ以上のものがあるにちがいない」とか、「人生にはこれ以上のものがなければならない」となります。mustの意味は「〜しなければならない」「〜にちがいない」だからです。そう考えるとFreddie Mercuryの曲の邦題が「生命の証」となっているのも違和感がありません。これですっきりしました。

なお、その曲の歌詞に中に
There must be more (to life) than meets the eye
というのもあります。「人生には見た目以上の意味があるはず」みたいな意味です。この文ではto lifeが省略されています。この曲の歌詞の終わり辺りにはmuchが入った
There must be much more to life than this
を簡素化した意味の
Much more to life
という一行もあります。

ちなみに「There’s much more to apples than meets the eye」や「There must be more (to life) than meets the eye」は動詞meetが三人称単数現在のmeetsになっているので主語はapplesやlifeではなく、倒置法が使われていると思われ、元の文章は、
There’s much more to apples than the eye meets.
There must be more (to life) than the eye meets.
でeyeが主語になるのではないかと考えられます。このthanは一種の関係代名詞とみなすことができます。

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